
ADHDの知人とのこの10年間の付き合いを通して学習したことを「対ADHDマニュアル」としてまとめてみました。
何度も痛い目に遭わされてきたワタシだからこそ書ける、ここだけの情報が満載。
現在進行形でお悩み中の方の手助けとしても、将来の備えとしても役立てていただければうれしいです。
ワタシ流「ADHD患者とのつきあい方」マニュアル
ワタシ自身はADHD女性と10年以上「親しい知人」として関わってきました。
この記事はその経験を生かして書いたものですが、あくまでも「友人としてプライベートな付き合いに限った場合」のことです。
素人が自分の経験をベースに書いているだけで「専門的な視点からのアドバイス」とは違うことを念頭に入れて読んでください。
今から思うと本当にいろいろあり精神的にもかなり辛かった時期もありましたが、自分の経験を誰かに役立ててもらいたいと思ったのであえて文字にしてみました。
ADHDとエナジーバンパイアの違い
ちなみに「ADHD」と「エナジーバンパイア」はまったく別のものです。
・ADHD・・・「注意欠如・多動症」とも言う。発達障害の一種で医学的にも認められている。
・エナジーバンパイア・・・他人を振り回して疲労困憊させる人に対して「比喩的に使う言葉」にすぎない。
個人的には「エナジーバンパイア=「疫病神」や「トラブルメーカー」みたいなもの」と思ってます。
最恐ADHDエナジーバンパイア「K女史」
冒頭で引き合いに出した「K女史」についてちょっと触れておきます。
彼女と関わったこの10年間は「平穏な関係」とは言い難く、常に波乱万丈な緊迫状態でした。
というのは「ADHDは常に気分や行動が安定せず、次の瞬間にはどこで何をしているのか、まったくもって予測がつかない」からです。
K女史も例に漏れず「大空に漂う風船のごとく、いつどこに飛んでいくかわからない」ような危うさが常にありました。
その言動も突拍子のないことばかりです。
見た目に反して中身は衝撃!
ADHDの人は見た目は普通、第一印象のいい人が多いぐらいですが「中身は普通でないことが満載」です。
気分が変わりやすく、他人の想像の及ばないような行動や突拍子のない言動も多いです。
心当たりのないことでいきなり電話口で一方的に罵倒されたり、詐欺まがいの方法で大金むしり取られたりと、今から思えば「人としてどうなのかと思うレベル」のことが頻繁に起こりました。
とはいえ、この人は元々が「唯一無二の強烈キャラ」なので滅多に出会うことのないタイプだとは思いますが。
ここまで付き合いが長くなってしまったのは、ちょっとした利害関係を兼ねていたこともあったせいです。
10年後に起きた予想外の結末
そういう彼女との付き合いは、つい最近になって突然「予想外の結末」を迎えることになりました。
自分では10年間最大限に努力して信頼関係を築いてきたつもりでしたが、あちらはなんとも思っていなかったこともわかりました。
(くわしい経緯は下のリンク記事で)
今回の経験を通してワタシが確信したのは次の2つです。
・この手の人たちと信頼関係の上に成り立った「ごく普通の人間関係」を築くことは、ほぼ不可能。
・付き合いを続けていると、多くの面で損害を被ることが多い。
もちろん相手の性格的な面にも左右されると思いますが、ワタシが関わってきたこの手の障害を持つ人たちには共通してみられた傾向です。
だから彼らと関わるときには、前もってその性質を知っていないと、とんだ骨折り損させられることになります。
ワタシが目撃した「ADHDの光と闇」
彼女は現在はもうそれなりの高齢ですが、元は地方の裕福な家庭出身で都内の某有名女子高を3年間トップの成績で卒業。
その後の長い外国暮らしの賜物でマルチリンガルで行動力も人並以上と、若い時分は大方の日本人は生涯かかっても経験できないであろう贅沢な暮らしを謳歌してきたような人です。
性格もざっくばらんで大胆、よく言えば破天荒とか女丈夫と言った感じです。
基本的に平静な状態のときは「普通にいい人、博学でセンスもいい、男勝りで頼りになる存在」でしたが、、つきあいが始まって1年ぐらい経った頃から黄色信号が点滅しだします。
アンバランスな人格と異常性
彼女がADHDだということは、知り合って間もない頃に本人から聞かされました。
「脳の一部が異常発達しているために起こる病気」で、中学の頃に既に医者からそう診断されているとも言ってました。
その頃の自分はADHDについての知識は全くなかったので、特に気にも留めませんでした。
が、付き合いが長くなるにつれて、徐々にその異常性に気付かされていきます。
マユツバな儲け話や「自分は神様と話せる」etcの浮世離れした話が増えていったり、時には「ものすごい怒りの感情」を電話口で爆発されたりということもありました。
基本的にADHDの人は気分や行動が安定していることは稀で、常に慌ただしく動き回っているのが特徴です。
カネと家柄に異常執着
「特定の物やコトに強く執着する」というのもADHDの特徴のひとつですが、K女史の場合は「育ちや家柄、そしてカネ」に異常な執着がありました。
たしかに出身は超一流な旧家ですが、もう半世紀近くも前にその栄光は尽きてしまったということは本人の話を聞いていれば誰にでもわかります、
しかし、それが彼女のプライドの最後の砦なのか、ことあるごとに「ワタシはアンタとは身分が違う」と無慈悲な言葉を何度も投げかけられました。
今のご時世、そんなこと気にする人なんてほぼいないのに「なんかイタイ人」だなあとしか思えませんでしたけど・・・
カネが絡むと人格豹変
そうやって出自を自慢する反面、カネには人一倍、ガメツイを通り越して「執念を感じさせるほどの執着心」を見せました。
根本的に気位が高く虚栄心も強い人なので生活に困っているようなことは滅多に口にしませんでしたが、金銭が絡む話になると人格が変わるのを何度も目撃しました。
今思い出すだけでも気分悪くなるので詳細は書きませんが「他人の収穫を無慈悲、理不尽に横取り」するようなことを何度もやられてます。
そうやって巻き上げたカネは、自分の生活費やカードの支払いなんかに充てていたようです。
特に感謝されたこともないです。
最終的にカネが原因で絶縁を決めましたが、この人は近い将来カネで身を亡ぼすのではないかという予感がします。
「こういう人とは絶対に金銭が絡む関係を持ってはいけない」ということが、今では教訓になりました。
【結論】ADHD患者と10年関わって
ここまで書いてきたように「ADHDの根本的な性質を理解していないと、彼らと関わるのは相当なチャレンジになる」ということを強く訴えたいです。
頭の構造自体が普通の人とは違うので、一般人が彼らを理解するのはほぼ不可能です。
普通の人間とは全然違う価値観や独特の世界観に従って、本能の赴くままに生きている「悪い意味でつかみどころのない人」というのがワタシの結論です。
そもそも、そういう人たちと「ごくありふれた友人関係」を築くのも無理な話。
なぜならば、常に自分第一主義なので「相手への思いやり、末永く続くいい関係」なんて概念は持ち合わせていないからです。
大勢の顔見知りの中のひとりの「ちょっと変わった面白い人」程度の距離感に留めておくのが無難に思います。
絶対にアテにしてはいけない
本能に従って予測不能な行動をする人たちなので「彼らを一か所に引き留めておくのは不可能」。
知り合った当初はむこうから積極的にコンタクトしてきますが「興味が失せた時点で」ある日突然、アナタから離れていきます。
(これはK女史に限らずとも、ワタシが関わった精神障害者に共通した傾向でした)
それっきりになることが多いので「大事な約束や、金銭の貸し借りは絶対にNG」です。
とにかく本能の赴くままに予測不能な行動をする「Let it beな人たち」としか言えません。
彼らと関わるときは「こちらが一方的に負担を負わされることになる」ことは心しておいた方がいいです。
【まとめ】彼らと関わるには「要・自己犠牲の精神」
ワタシの経験した「ADHD患者との10年間の付き合い」を元に、対人マニュアルを書いてみました。
ここで紹介した「K女史」の他にも似たような傾向を持つ人を何人も見てはきましたが、あくまでも素人の個人的な経験に基づいての意見という点をご了承ください。
「独特の価値観や世界観を持ち、常に本能の赴くままに予測不能な行動をする」
上に挙げたADHDの基本的な傾向を理解しておかないと、とんだ骨折り損をさせられます。
とはいえ、10年間最大限に努力してきたワタシでさえ「この人たちと信頼関係の上に成り立った、ごく普通の人間関係を築くことはほぼ不可能」と思い知る結果に終わりました。
① 無理をしてまで相手に合わせる必要はない。こちらの努力が報われる保証もないから。
② まったくもって行動が予測不能。最初から信用しないに限る。
③ 根本的に思いやりやギブアンドテイクのような概念はないので、相手には何も期待してはいけない。
④ 突然音信不通になることも多いので「大事な約束や金品がからむ貸し借りは厳禁」
⑤ 大勢の顔見知りの中のひとりといった「利害関係のない程度の付き合いに留めておくのが無難」
こういう人たちと関わるときは「こちらが一方的に負担を負わされる」覚悟をしてからの方がいいです

この記事を書いた人 Wrote this article

とりぞう
昭和のバブル時代を満喫したBBAです。オトコのような名前ですが、女です。LGBTとも関係ありませんw。 趣味の音楽のことや最近凝ってる「自家製健康酒づくり」etc、「ろぶりーと」はとりぞうが気ままに綴る雑記ブログです。