【ファン必見】今は亡きジョーイとジョニーの激レア映像コレクション

【ファン必見】今は亡きジョーイとジョニーの激レア映像コレクション

ラモーンズ・マニアの皆さま、今回ラモーンズ関連の記事を書くためにいろいろググってたらこんなお宝映像を発見してしまいました。

ステージの姿からは想像できない、今は亡きジョーイとジョニーの激レア映像集をどうぞ。

ふたりの意外な素顔が覗けます。

ジョーイのママが素敵すぎる

おそらく30年以上前?のものかと思いますが、ジョーイがママのシャーロットと一緒にTV番組に出演したときのレア動画が残ってました。

彼女は再婚したばかりの頃に事故で夫を亡くして女手ひとつで2人の息子を育て上げたという苦労人でもあるんですが、同時に息子に理解のあるママでお気に入りのラモーンズの曲までノリノリで披露。

「I wanna be sedated.」はラモーンズの最高傑作のひとつだとコメント。

「ジョーイが音楽に興味を持ちだした頃は家でドラムを練習していたの。ワタシ自身もアーティストだから、彼のやりたいことには反対せずに応援してきたわ。ジョーイの弟も今は音楽関係の仕事に就いているのよ」というようなことを語っています。

途中、客席にいた義理の妹さん(弟のミッキー・リーのお嫁さん)も飛び入りで参加する場面も。

余談ながら、ジョーイのママは2007年に享年80歳で亡くなっています。

動画に出演してるその他のミュージシャン詳細 ←クリックで本文が開きます

あらためて見てみるとこの動画けっこう貴重なのではないかと思うのですが、「メタル系ミュージシャンがママと参加する座談会」的な企画で2025年現在でも活躍中のメジャーなバンドのメンバーが何人も出演してます。

なんでラモーンズがメタルに入れられてるのかは疑問ですがw、その他の顔ぶれを参考までに。

・クリスティ・”クラッシュ”・メジャース(Vo、プリティ・ボーイ・フロイド)
・スティーブ・ウエスト(Dr、デンジャー・デンジャー)
・マーク・クレイニー(Dr.、ジェスロ・タル)
・ジョー・レステ(Vo.、バング・タンゴ)

ジェスロ・タル自体は現在も活動中ですが、動画に出ているマーク・クレイニーは残念なことに2005年に亡くなっています。

ラモーンズ in 「ザ・シンプソンズ」

ラモーンズはTVにもけっこう登場していました。

下の動画は1993年10月に放映された「ザ・シンプソンズ」の第4話「バーンズ社長のテディベア(Rosebud)」に登場したラモーンズ。

バーンズ社長の誕生日パーティに招かれて、パンクな「ハッピー・バースデイ」を披露するというもの。

吹き替えもメンバー自身がやってます。

ジョーイ「今夜の客はうんざりするぜ!」、CJ「地獄に落ちろ、クソ老いぼれ」などと毒づきまくってます。

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【激レア映像】七三分けのジョニーってどうよ

「え~、これは誰?!」という感じですが、みんなが知ってるジョニー・ラモーンだよ。

これは2001年に公開された「Staranded」という映画のワンシーン。

もともとスペインで作られたSF映画で、ジョニーの役どころは「ともに火星に向かった宇宙船のメンバーが軌道上で起こった事故のために窮地に陥り、彼らを救出するために奔走する母船のパイロット」というもの。

これだけ長いセリフを覚えるのも大変だったと思うんですけど、彼ってこういう才能もあったんですね。

「髪型がヒトラーみたい」とのコメントも残ってましたが、ラモーンズ時代はほぼ顔が前髪で隠れていたのでこの映像を観ても最初はジョニーだとはわかりませんでしたわ。

ラモーンズ解散後にLAに移住してからは俳優のニコラス・ケイジやジョニー・デップとも交流があったそうで、案外本気で第二のキャリアとして俳優に興味を持っていたのかもとも思います。

2006年に公開されたニコラス・ケイジ主演&プロデュースの「The Wicker Man」はジョニーの追悼のために作られたという話。 

でも映画の中に特にジョニーのことは出てこないです。

実は「恐妻家」だったのかもと思ってしまう動画

下は1997年撮影の、当時現地在住だった日本人がフリーマーケットで偶然ジョニーに遭遇したときの動画とのこと。

ラモーンズ時代はメンバーをぶん殴ったりしてたのでコワイ人かと思ってたけど、けっこう愛想が良くて物腰も丁寧なので驚きました。

愛妻のリンダも一緒に映ってますが途中でヘソ曲げたのか、ひとりでずんずん帰ってっちゃったのでジョニーが焦りまくってるのが伝わってきて草。

「尻に敷かれてたのかもww」と思わされる動画。実際にジョニーは彼女に絶大な信頼を寄せていたことがわかるコメントも残してます。

とはいえ、このリンダを巡ってジョニーとジョーイが半永久的に仲たがいすることになったことはファンの間では今や伝説と化しています。

彼女はもともとジョーイと何年か付き合ってたものの、いつの間にかジョニーに乗り換えてしまったことがそもそもの原因と言われています。

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【補足】今なお続くふたりの確執。身内同士の法廷闘争

ジョーイとジョニーの確執についての補足。

前述のリンダとの三角関係が原因でふたりの関係が最悪になったことはラモーンズ解散後にだいぶ経ってから公になったことですが、驚くべきことに今度は両者の遺族が裁判でバトルを繰り広げる事態になっています。

というのも、ジョニーの未亡人のリンダvsジョーイの実弟のミッキー・リーがここ数年「あること」を巡り裁判で係争中。

そもそもの始まりは、作家としても活動するジョーイの弟・ミッキーが自身の著作「I slept with Joey Ramone.」が2021年にNetfrixで映画化されることが決定したことに始まります。

(これは自身の回顧録を原作とした、ジョーイの伝記映画とのこと)

が、今回の映画製作に対してリンダが猛反発。2023年1月にミッキーに対してマンハッタンの裁判所に起訴を提起しました。

強気なリンダvs折れないミッキー

現在ミッキーとリンダは、それぞれジョーイとジョニーの遺産執行者としてラモーンズに関する知的財産権や商標権etcを管理するための会社「ラモーンズ・プロダクションズ」を共同で運営しています。

が、今回の映画製作について「ミッキーはリンダの許可なく、ラモーンズの歴史的側面を不正確に描写し秘密裡に製作を進めている」ことが会社の規約に違反しているとリンダが訴えています。

彼女は「ジョニーのレジェンドを守り抜くためには徹底的に闘う」と強気な姿勢を貫いていて、ミッキーの方も折れる気配はなさそうなのでこのままだと泥沼化か?!

裁判の展開が現在どうなっているのかは不明ですが、二人の没後20年以上も経ってるのになんだかな~と思ってしまうわ・・・

下の記事も本人の没後に身内が泥沼裁判合戦を繰り広げて全米の注目を集めた事件です。

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【まとめ】お宝映像とふたりの没後もなお続く身内同士の確執

ググっていて偶然みつけた、オフのジョーイとジョニーのレア映像集をご紹介しました。

「ジョーイとママとの2ショット」と「七三分けのジョニー」はなかなか貴重かもw

補足として2023年1月にジョニーの未亡人・リンダがジョーイの弟・ミッキーに対して起こした提訴についても触れておきました。

ミッキーの著作を元にしたジョーイの伝記映画「I slept with Joey Ramone」が2021年にNetfrixで映画化されることが決まっていましたが、リンダのこの提訴によって映画製作も頓挫しています。

ラモーンズ時代には犬猿の仲とも言えるほど仲が悪かったジョーイとジョニーですが、没後20年以上経ってもなおその確執が続いていたとはファンにとってはショックとしか・・・

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この記事を書いた人 Wrote this article

とりぞう

昭和のバブル時代を満喫したBBAです。オトコのような名前ですが、女です。LGBTとも関係ありませんw。 趣味の音楽のことや最近凝ってる「自家製健康酒づくり」etc、「ろぶりーと」はとりぞうが気ままに綴る雑記ブログです。